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HELP ELEPHANT PROJECT

ヘルプエレファントプロジェクト


概要



このプロジェクトはラオスにおいて初めてのゾウの病院を作るというプロジェクトです。現在ラオス在住のドイツ人、オリバー・バンドマン氏によって進められているプロジェクトです。オリバー氏はラオスで病院を運営していく費用を捻出するために、なんとゾウのふんを材料にした紙を作り出し、その売り上げによって病院運営をしていこうと計画しています。当店では彼の活動をサポートするためにゾウのふんから作り出されたノートの販売もしています。

像について

東南アジアにおいてゾウは象徴的な動物でした。それは中国の龍、米国の鷲、
英国の獅子とユニコーンのように、国家の紋章としてタイとラオスの国旗にも描かれていました。
しかし現在タイでは森林破壊が進んでおり、森林で生息する多くの動物が住むべきところを失ってきました。その結果ゾウを飼育している人間たちは森でゾウを養っていく事が出来ずに都会へ出て、都市の住民や観光客にゾウを見せ物として、食物や収入を得る事になっています。
しかし隣国のラオスではまだそれほどの危機的状態には至っていません。
開発の進んでいないラオスの農村地域ではまだ昔ながらのゾウと人間との生活が営まれています。それは荷物を運ぶトラックであり、クレーンであり、森林を通り抜ける交通手段でもあります。


かつては「The Kingdom of One Million Elephants」(Lane Xang)、「百萬象王国」(ラーン サーン王国)と呼ばれたこの国ですが、この様な昔ながらの生活を送れるような地域は減少しています。


ヘルプエレファントプロジェクトは今はまだささやかな活動ですが、
このような昔ながらの生活スタイルを保護していく事は緊急を要します。
西洋人や、諸外国の情報を既に知っている一般の住民たちはそのような都会的生活スタイルにあこがれ、昔ながらの生活スタイルを放棄し、築百年もするような貴重な古民家を取り壊し、コンクリートで固められた家に建て替えています(この様な古民家はローズウッドなどの大変貴重な木材を使って建てられています)。
ゾウを売り、トヨタ製の車に買い換えるといったことも起こっています(最近では韓国のサーカスに売りに出されると言うことがありました)。

このような西洋のスタイルにあこがれ、昔ながらのスタイルを放棄した彼らの未来にいったい何が残るのでしょうか?目立った観光資源も無く、地場産業も育たない人里はなれた地域のコンクリートで固められた家に誰が訪れるというのでしょうか?この昔ながらのスタイルを維持し、評価し直す事の方が価値あることなのではないでしょうか。


 ヘルプエレファントプロジェクトはゾウの支援だけではなく、彼らを取り巻く環境、村人たちの生活改善、雇用創出、古民家の保護、地場産業の創出、古い生活スタイルや自然環境を活かした観光などの効果が得られると考えられます。

この活動のひとつとして「Elephant Dung Paper」(ゾウのふんの紙)
の製造があります。

ゾウは一日を通して植物をおよそ250キロ食べるといわれています。
この紙製品はかれらの排泄物に残された繊維質から作られています。
その繊維質はまず洗われ、‘苛性ソーダ’の中で長時間煮沸され、
さらに完全に清潔な状態になるように長時間‘過酸化水素’に浸されます。
この様に長時間の消毒作業がなされて出来上がったのが
Elephant Dung Paper」エレファントペーパーです。

この紙製品は世界遺産の都市に指定されたラオスのLuang Prabangルアンパバーン県にある、
オリバー氏のBaan Khily Galleryバーン・キリー・ギャラリーにおいて購入することが出来ます。
バーン・キリー・ギャラリーの製品の売上の15%はそのままゾウの病院の運営費
(ゾウの食料、薬代、医療器具の購入、維持管理費)に使われます。


現在このプロジェクトは始まったばかりですが、ドイツ大使館と有志の方の寄付を得て病院開設をすることが出来ました。しかし施設を維持管理していくことはたいへんです、なぜならゾウの診療は無償で行われるからです。

皆様もこの活動に興味をもたれたならぜひ彼らが作り出した
エレファントペーパーを手にしてみてください。
この素敵な紙製品があなたの手に届いたとき、
あなたとゾウとの不思議なふれあいを感じる事が出来るのではないでしょうか。


キンカーオではBaan Khily Gallery特製のエレファントペーパーを販売しています。
ぜひご来店いただき、見て触れてこの素敵なノートを肌で感じてください。
キンカーオでは売上の一部をラオスでの村人たちの生活改善事業に役立てています。
皆様においしく食べて、ラオスとのふれあいを感じていただけたら、
これほどうれしい事はありません。

さらに詳しくお知りになりたい方は
「HELP ELEPHANT PROJECT」のホームページ(英語)をご覧ください。
http://lncci.free.fr/ele/Index.htm

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